相続後に税務調査が入る?

公開日::2025年12月17日

相続相談の内容

50代 男性

50代 男性

相続後に税務調査が入ることがあると聞きました。どんなケースで税務調査が入るのですか?

専門家の回答1

相続税の申告後、税務調査が入るかどうかは、申告漏れ財産が見込まれるか否かによって判断されます。税務署は、銀行の履歴や過去の所得申告データなどと申告財産とを照合し、主に次のようなケースの場合、優先的に調査対象に選ばれます。

  1. いわゆる富裕層など財産額が高額な方
  2. 海外で財産を所有している方や、国際取引をされていた方
  3. 過去の収入・所得に比べ申告財産額が極端に少ない、配偶者や子名義の口座(いわゆる「名義預金」)に多額の資金移動が見込まれる、相続開始直前の預貯金口座からの多額に出金しているなど、相続税の申告内容に不正が見込まれる方
  4. 申告義務があると見込まれるのに無申告の方
前山 静夫

専門家

前山 静夫

税理士法人チェスター東京本店審査部

得意分野:相続税/相続税の生前対策/所得税

専門家の回答2

申告内容に不明点や不自然な点がある場合、または過去の資産移動に不透明な部分がある場合などに、税務調査が行われることがあります。

特に、現金や預金の出入りが多いケースや名義預金が疑われる場合は、確認のために調査が入ることがあります。

井出 萌々香

専門家

井出 萌々香

トリニティ・テクノロジー株式会社 コンサルティング事業部

得意分野:生前対策/財産管理/民事信託/遺言作成/任意後見/死後事務委任