生理前の肌荒れはなぜ起きる?対策法について解説!

生理前になると肌が荒れる、毛穴が開きがちになるといった肌の悩みを抱えている方は多いでしょう。女性の体は、生理周期にあわせて女性ホルモンの分泌量が変化します。特に黄体期は、ホルモンバランスの影響で肌荒れしやすい時期です。この記事では、黄体期(生理前)に肌トラブルが起きやすい理由や、肌トラブルの対策方法を詳しく解説します。
黄体期(生理前)によくある肌荒れの症状には次のようなものがあります。
- ニキビや吹き出物ができる
- オイリーになる
- 乾燥する
- 敏感になる、かゆくなる
- シミ、そばかすができる
- くすみが生じる
こんな症状に悩まされている場合は、生理前のホルモンバランスの変化が原因となっている場合が多いです。
黄体期の自分の肌もチェックしてケアをしてみましょう。
黄体期(生理前)の肌トラブル、
なぜ起きる?
黄体期とは、排卵期が終わり次の生理が来るまでの期間を指します。プロゲステロン(黄体ホルモン)が増え、エストロゲン(卵胞ホルモン)が減ることから、黄体期と呼ばれます。黄体ホルモンには、皮脂分泌を促し体温を上げる効果があるため、毛穴の開きやニキビなど肌トラブルが起きやすくなるのです。また、体温も0.3~0.5度上がることから、ほてりを感じる方もいるでしょう。
ニキビ等の肌荒れ
黄体期は、心身の調子が悪化しやすくなる時期でもあります。気分のいらだち、落ち込み、不安などの精神的な症状とお腹が張る感じや頭痛、体重増加などの身体的な症状があり、両方が出る方もいるでしょう。強いストレスを感じ、暴飲暴食をしてしまう人もいます。その際、チョコレートやケーキなど脂肪分の多い食べ物や飲み物、アルコール類などを多く摂ると、皮脂の分泌がより盛んになり、肌が荒れやすくなることがあります。
肌が傷つきやすくなっている
肌には、刺激から肌を守る「バリア機能」がもともと備わっています。しかし、黄体ホルモンの増加で皮脂分泌が増えるとバリア機能が弱くなり、肌が傷つきやすくなってしまいます。そのため、黄体期に肌のシェービングなどの過度な刺激を与えると、肌荒れしやすくなります。
くすみがちになる
プロゲステロンが増えると、血行不良や自律神経の乱れを引き起こします。
そして、肌のバリア機能が低下することで、ターンオーバーが滞って古い角質や汚れが蓄積され、こうした現象がくすみにつながっていると言われています
黄体期の肌トラブルを防ぐ方法
では、黄体期に肌トラブルを起こしやすい場合は、どのように対処すればいいのでしょうか?ここでは、黄体期に肌トラブルを防ぐ方法を3つ紹介します。
1. 肌が傷つかないように心がける
黄体期はホルモンの影響で毛穴が開いて皮脂の分泌が増え、肌バリアが弱くなっている状態です。そのため、ムダ毛の処理やピーリングなど肌に負担がかかるスキンケアはできるだけ避けましょう。 過度な洗顔も同様です。皮脂を取ろうと洗顔を繰り返すと肌は余計に皮脂を分泌し、肌荒れが起こりやすくなります。
黄体期だけ、洗顔料やメイク落としに肌が敏感に反応する人もいるので、洗顔は肌に優しいものを必要最低限だけ使うように心がけましょう。洗顔後は保湿を重点的におこない、化粧水をたっぷりにつけた後でクリームを塗って乾燥を防ぎます。しっかりメイクも可能なら控え、ポイントメイクだけにしておくのがおすすめです。その一方で、日焼け止めはしっかりと塗り、日傘などで紫外線対策をしましょう。
2. 暴飲暴食を避ける
砂糖と脂肪分がたっぷりと入ったお菓子は、肌の調子を狂わせます。生理前になると甘いものをたくさん食べてしまう、という方は要注意です。過剰な脂肪分の摂取は、肌荒れを悪化させます。
血糖値の乱高下を抑える食事を心がけましょう。野菜から食べたり、丼ぶりを避けたり、ゆっくり食べることを意識しましょう。
どうしても暴飲暴食が止まらない場合は、PMSの可能性もあるので産婦人科を受診し、医師に相談するのがおすすめです。
3. 乳酸菌や発酵食品を日頃から取り入れる
腸内環境と女性のホルモンバランスは深く関連しています。この時期に腸内環境が乱れると、肌トラブルが起こりやすくなります。乳酸菌を摂取すると、腸内の有害な細菌の増殖を抑え、免疫力の向上や炎症の抑制が期待できます。ヨーグルトや乳酸菌飲料を定期的に摂取するよう心がけましょう。
4. 規則正しい生活をする
睡眠不足も肌荒れの原因になります。黄体期は肌荒れしやすいものと考え、早めに布団に入る習慣をつけましょう。アルコール類は、眠りが浅くなるのでこの時期は控えるのがおすすめです。
まとめ
今回は、黄体期に肌荒れが起きやすくなる原因やその対処法を紹介しました。女性ホルモンの変化が肌荒れの原因になっていることがあります。
スキンケアに加えて規則正しい生活を心がけ「肌を守る」生活をするのがおすすめです。気になるときは皮膚科を受診したり、ホルモンバランスを整えるために婦人科の受診をご検討ください。
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