意外と知らない? 待機電力が多い電化製品ベスト5はこれ!
公開日:2016年3月18日
更新日:2025年10月14日
電気代の節約を検討する時に、話題に上がることが多い「待機電力」。一般財団法人省エネルギーセンターの平成24年度の調査によれば、一世帯の平均年間消費電力量4,432kWhの内、待機時の消費電力量は228kWh。これは家庭での消費電力量全体の約5.1%分です。
この消費電力量を、1kWhあたり31円で電気料金に換算すると、待機電力による年間の電気代は7,068円。
今回は、意外と高い「待機電力による電気代」を節約するために、待機電力を多く消費する家電と、それぞれの家電に適切な節約方法を紹介しましょう。
待機電力量が大きい家電1位はガス温水器
同調査によれば「待機時の消費電力量が大きい家電機器ベスト5」は、以下の通りです。
- 1位:ガス温水器(19%) ※ガス給湯器、ガス給湯付きふろがまを含む
- 2位:テレビ(10%)
- 3位:冷暖房兼用エアコン(8%)
- 4位:電話機(8%)
- 5位:BD・HDD・DVDレコーダー(6%)
(%は、家庭内の全待機電力量に対する割合)
ベスト5の家電の「待機電力量」を合計すると、全待機時消費電力量の51%を占めています。そのため、できればこの5つの待機電力をおさえて、効果的に節電したいところ。しかし、これらは毎日使うことや家電の特徴から考えると、「使わないときは、電源をコンセントから抜く」という単純な方法で待機電力量を減らすことが難しい家電でもあります。
いったい、家電利用上の不都合を避けて待機電力を節約するためには、どうすればいいのでしょうか。
ガス温水器は、本体がはめ込み式で、電源をコンセントから抜くことができないものがほとんどです。そのため、使わないときは「主電源を切る」ことを心がけましょう。そうすれば、操作パネルの点灯やセンサーの動作を止めることができ、待機電力の削減につながります。
電話機は、省エネモードが搭載されている場合は利用しましょう。そうすれば、不使用時の液晶や着信時のライトを不点灯にできるので、消費電力を減らすことができます。また子機は、親機との無線通信や充電器によって電力が消費されるため、親機のみでも不便でなければ、子機自体の使用をやめることが節電につながります。
特に注意したい、エアコン待機電力の節約
待機電力の節約で、最も注意が必要なのがエアコンです。なぜなら電源をコンセントから抜く節電を行うと、常時通電しないことによる不具合が生じる恐れがあるからです。
実は待機中のエアコンは、コンセントからの通電によって「エアコン内の冷媒を予熱する」という作業を行なっています。そのため、「長時間通電せずに、使うときのみコンセントに差し込んで即運転を開始する」という利用方法は、エアコン内の冷媒が温まっていないことで室外機に負荷がかかり、故障の原因になりかねません。
つまり、エアコンの場合、普段使わないシーズンオフには電源をコンセントから抜くことは待機電力の削減に有効ですが、毎日運転する夏や冬は、電源をコンセントに差したまま利用するのが無難です。
意外と高い「待機電力による電気代」。使わない時は主電源スイッチをオフ、機能上問題のない機器は使わない時にコンセントを抜くなど、待機時の消費電力量の多い家電とそれぞれの特性を知った上で、賢く省エネし電気代の節約につなげましょう。
- 電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める「電力料金目安単価」の31円/kWh(税込)で算出しています。
- 電気料金の試算金額は、参考目安です。
- 実際に請求される電気料金には、石油や石炭などの燃料価格によって変動し加算される「燃料費調整額」と、再生可能エネルギーを用いた発電補助のための「再生可能エネルギー発電促進賦課金」が含まれます。
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