知らないと損をする!パソコンの電気代を節約する方法
公開日:2016年3月18日
更新日:2025年10月14日

人によっては1人で複数台を所有しているパソコン。ノートパソコンとデスクトップと大きく2種類にわけることができますが、「常に電源をつけっぱなしにしている」という人も中にはいるのではないでしょうか。
気軽に使っているだけに、気になるのがパソコンの電気代。仕事で使う、プライベートで使うなど人によって使用する時間は違いますが、仮に1日4時間パソコンを使用した場合、パソコンの電気代はどれくらいかかるのでしょうか? 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電力料金目安単価の31円/kWh(税込)で計算してみましょう。
パソコンの電気代
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(1)ノートパソコンの場合
使用中の消費電力:20W
使用中の電気料金:0.02kW×4時間×31円=2.48円
1日の電気代は2.48円 -
(2)デスクトップパソコンの場合
使用中の消費電力:200W
使用中の電気料金:0.2kW×4時間×31円=24.8円
1日の電気代は24.8円デスクトップパソコンはモニターも電力を消費します。
今回のケースだと、デスクトップパソコンはノートパソコンの10倍以上の電気代がかかっている計算になります。もちろん消費電力は機種よっても変わりますが、電気代は圧倒的にノートパソコンの方が安いと言えるでしょう。
パソコンの電気代を節約する方法
私たちの生活にもはや欠かせない存在となったパソコンですが、その電気代はどうすれば節約できるのでしょうか? いくつか方法があるので一つずつご紹介しましょう。
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シャットダウンではなく、スリープモードを利用する
パソコンはシャットダウンの際と起動するときに、もっとも電力を消費します。マイクロソフト社の調査によれば、パソコンを一時的に利用しない時間が90分以内であれば、スリープ状態にしておいたほうが電気代を抑えられるという結果が出ています。離席時間を考慮して、シャットダウンとスリープを上手に使い分けましょう。
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最新のパソコンを使う
最近の家電は全般的に省エネ化が進んでいます。もし、古いタイプのパソコンを使っている場合、最新のパソコンにすることで、電気代を節約できる可能性があります。パソコンを買い換える際は「国際エネルギースターロゴ」がついたものに注目してみましょう。これは、待機している状態が一定の時間を経過すると、省エネモードに自動的に切り替わる機能を持っているOA機器につけられるロゴマークです。
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ディスプレイの輝度を下げる
パソコンを利用する上でもっとも効果的な節電対策は、ディスプレイの輝度を調整すること。マイクロソフト社によれば、画面の明るさを100%から40%に落とすことで、平均約23%の消費電力を抑えることができます。
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周辺機器の電源は切る
パソコンで作業する際、外付けHDDやプリンタなど、さまざまな周辺機器を使用している人も多いのではないでしょうか。使わない周辺機器の電源を落とすことも節電につながります。
パソコンにかかる電気代は、電気料金の単価(1kWhあたりの料金)によっても変わってきます。電力自由化によって、今後は自分に合った料金プランも選べるようになります。つけっぱなしの家電が多い人は、小売電気事業者を乗り換えることもあわせて検討してみましょう。
<関連ページ>
- 電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める「電力料金目安単価」の31円/kWh(税込)で算出しています。
- 電気料金の試算金額は、参考目安です。
- 実際に請求される電気料金には、石油や石炭などの燃料価格によって変動し加算される「燃料費調整額」と、再生可能エネルギーを用いた発電補助のための「再生可能エネルギー発電促進賦課金」が含まれます。
<出典>
- 価格.com 電気料金 「電気料金節約(節電)テクニック ~テレビ・パソコン編~」
http://kakaku.com/energy/article/?en_article=63 - 電力比較サイト エネチェンジ 「パソコンの電気代はいくら?電源をつけっぱなし(スリープ)にすると損?」
https://enechange.jp/articles/pc-save-energy - デスクトップパソコン、ノートパソコンの消費電力、ワット数をご紹介
https://www.dospara.co.jp/desktop/str_desk_pwrcons.html - ドスパラ「ノートパソコンの消費電力をおさえて、快適&エコなPCライフを実現する方法」
https://www.dospara.co.jp/note/tfc-laptop-power-consumption.html