少しでも安く抑えたい! 春から夏にかけて効果的に電気代を節約・削減する方法

少しでも安く抑えたい! 春から夏にかけて効果的に電気代を節約・削減する方法

電気代を節約する方法は、「使わない時は電源をOFFにする」という気軽なものから「最新の省エネ家電へ買い替える」といった大がかりなものまで、そのやり方は実に多く存在します。その中から今回は“春から夏”というこれからの季節に役立つ、効果的な節約術を紹介しましょう。

引越しシーズンの春、季節の変わり目だからできること

春の引っ越しなど、新たに家電の配置を決める際には、家電の使い方ではなく“置き方”を工夫することで、余計な消費電力をおさえ、電気代を節約することができます。

たとえば、冷蔵庫の場合、側面を棚や壁に密着させたり、上に物を置いたりするなど本体からの放熱が妨げられている状況では、放熱の効率が低下し余計な電力を消費します。資源エネルギー庁発行の「家庭の省エネ徹底ガイド」(2015年3月発行)によると、適切な放熱スペースを確保することで年間平均45.08kWh(約1,168 円分)節電できるとされています。適切な放熱スペースを確保するように気をつけましょう。

  • トイレのウォシュレットや便座暖房の温度を低めに調節

    ウォシュレットや便座暖房の設定も、季節に合わせて適切な温度に調節することを忘れずに。寒さの和らいでいく春から夏にかけては低めに設定しましょう。ウォシュレットと便座暖房の温度を「中」から「弱」に一段階低く設定にすることで、年間で平均40.2kWh(約1,041円分)の節電になります。

  • 室外機の周りの環境を整えよう

    夏が近づき暑くなりはじめると、エアコンをすぐにつけたくなるもの。しかし、使い始める前に室外機周辺の環境を確認しましょう。室外機の周辺に草が生えていたり、物が置いてあったりすると、その分だけエアコンの稼働効率が下がり、余計な電力が必要になります。電気代をおさえるためにも、使用開始前に、室外機周辺を一度整理しましょう。

    また、エアコンのフィルターは、月に1回か2回は清掃することが理想です。経済産業省資源エネルギー庁によれば、冷暖房時6畳用のエアコン(2.2kW)を使用した場合、フィルターが目詰まりしている場合と、フィルターを清掃した場合とを比較すると、年間で平均31.95kWh(約830円分)の節電になります。

  • 冷蔵庫や冷凍庫、扉の開閉時間と回数は減らそう

    夏になれば、冷たい飲み物や氷などを冷蔵庫や冷凍庫から取り出す回数も増えるはず。しかし冷蔵庫や冷凍庫は、扉を開閉すると冷気が逃げるため、その分だけ電気代がかかります。冷蔵庫や冷凍庫の扉を無駄に開閉せず、開けている時間を短くすることを心がけましょう。

  • 夏は扇風機を積極的に活用!

    扇風機の電気代は他の冷房機器と比べて安く、1時間あたりの電気代はたったの0.05円~0.5円。(消費電力が最小時2W・最大時21Wのもので計算した場合。)そのため上手に活用すれば、電気代の削減に役立ちます。また、扇風機の冷房効果を高めるために使い方も工夫できます。たとえば、室内が暑く室外が比較的涼しい日には、窓を開け、その窓際に扇風機を置きましょう。そうすれば外の涼しい風を室内に送りこむことができるので、エアコンなしでも快適に過ごすことができます。

    これまで家電の節約術を紹介しましたが、最後にもうひとつ。電力自由化により新規参入した小売電気事業者の多くが、自社サービスと合わせた独自の割引プランを提供しています。

    電気代と他の固定費を合わせた「トータルでの生活コスト」を節約できるので、月々の生活費を効果的に削減したい人は検討してみてはいかがでしょうか。

最終更新:2016/3/18

<関連ページ>

料金メニュー/J:COM
https://www.jcom.co.jp/service/electricity/price/

  • 電気料金は消費税込で表記しています。
  • 電気料金の試算金額は、参考目安です。
  • 実際に請求される電気料金には、石油や石炭などの燃料価格によって変動し加算される「燃料費調整額」と、再生可能エネルギーを用いた発電補助のための「再生可能エネルギー発電促進賦課金」が含まれます。
  • 計算例は東京電力「従量電灯B」をご契約で、月に120 kWhを超えて、300 kWh以下をご使用の場合の第2段階料金で算出しています。

<出典>

  • 電力比較サイト エネチェンジ「扇風機の電気代はこんなに安い!夏の節電対策にも!」
    https://enechange.jp/articles/cost-fan