一人暮らしの電気代はいくらかかる?
高い原因や節約方法を徹底解説
公開日:2016年3月18日
更新日:2026年3月31日
一人暮らしの多くの人が気になる毎月の光熱費。中でもとくに高い割合を占めるといわれているのが電気代です。
では、一人暮らしの電気代の平均額はいくらなのでしょうか。また、もっと電気代を下げたいと思う場合、どんな方法があるのでしょうか。
一人暮らしの電気代はいくらかかる?
一人暮らしの電気代は、毎月どれくらいかかっているのでしょうか。
総務省の「家計調査(2024年)」によると、単身世帯の電気代には一定の目安があります。まずは平均額を知り、自分の電気代と比べてみることが大切です。ここでは、月平均・季節別・地域別の目安をわかりやすくご紹介します。
一か月あたりの電気代の目安
総務省統計局「家計調査 家計収支編(2024年)」によると、一人暮らし(単身世帯)の電気代は月平均約6,756円です。 また、一人暮らしの水道・光熱費全体の平均は約12,816円となっており、そのうち電気代は半分程度を占めています。 電気代は光熱費の中でも大きな割合を占めるため、見直すことで全体の節約につながりやすいといえるでしょう。
<出典>
- 総務省統計局「家計調査 家計収支編 2024年(単身世帯・二人以上の世帯)」
https://www.stat.go.jp/data/kakei/2024np/index.html
季節別の電気代の目安
電気代は季節によって大きく変わります。2024年の単身世帯平均は次の通りです。
【2024年 単身世帯の季節別電気代(平均)】
| 期間 | 平均額 |
|---|---|
| 1〜3月 | 約7,150円 |
| 4〜6月 | 約5,839円 |
| 7〜9月 | 約6,771円 |
| 10〜12月 | 約6,356円 |
冬(1〜3月)は暖房の使用が増えるため、もっとも高くなる傾向があります。
春は比較的おだやかで、電気代は下がります。
夏は冷房の影響でやや上昇します。
自分の電気代がどの季節に高くなっているのかを知ることが、節約の第一歩です。
<出典>
- 総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯 用途分類」
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003000773
地域別の電気代の目安
住んでいる地域によっても電気代は異なります。2024年の単身世帯平均は次の通りです。
【2024年 単身世帯の地域別電気代(平均)】
| 地域 | 平均額 |
|---|---|
| 北海道・東北地方 | 7,500円 |
| 関東地方 | 6,566円 |
| 北陸・東海地方 | 6,794円 |
| 近畿地方 | 6,648円 |
| 中国・四国地方 | 7,437円 |
| 九州・沖縄地方 | 6,274円 |
寒さが厳しい地域では暖房の影響で高くなる傾向があります。
一方、比較的温暖な地域ではやや低めになることが分かります。
自分の住んでいる地域の平均と比べてみると、「高いのかどうか」の目安がつかみやすくなります。
<出典>
- 総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯 用途分類」
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003000798
一人暮らしの電気代が高くなりがちな理由
「一人暮らしなのに、電気代が高い気がする…」
そう感じたことはありませんか?
実は、ちょっとした生活習慣や住まいの条件で、電気代は大きく変わります。
ここでは、一人暮らしでも電気代が高くなりやすい原因を、わかりやすく解説します。
①消費電力の大きい家電を使用している
電気代に大きく影響するのが、消費電力の高い家電です。
特にエアコンは、使う時間が長くなりやすく、電気代を左右しやすいため、冬の暖房、夏の冷房は要注意といえるでしょう。
そのほか、電気ヒーター、IHクッキングヒーター、ドライヤーなども消費電力が高めです。また、冷蔵庫やテレビ、パソコンなど「長時間つけっぱなし」の家電も積み重なると負担になります。
「同時にいくつ使っているか?」
一度振り返ってみるだけでも、見直しのヒントになります。
②オール電化の住宅である
オール電化住宅では、調理や給湯、暖房もすべて電気でまかないます。
そのため、光熱費のほとんどが電気代として請求されます。
ガス併用住宅と比べると、電気代が高く感じやすいのが特徴です。
ただし、光熱費全体で見ることが大切です。
電気代だけで判断しないようにしましょう。
③家電が古くなってきている
家電が古いと、電気を多く使っている可能性があります。
特にエアコンや冷蔵庫は、ここ10年で省エネ性能が大きく進化しています。
見た目は問題なく使えていても、電気効率が落ちていることもあります。
「何年前の製品か?」
一度チェックしてみるのもおすすめです。
買い替えは出費になりますが、長い目で見ると節約につながる場合もあります。
④在宅時間が長い
在宅時間が長いと、その分家電を使う時間も増えます。
リモートワークや休日の在宅時間が増えていませんか?
エアコンや照明を使う時間が増えると、電気代も上がりやすくなります。
生活スタイルの変化も、電気代が高くなる要因の一つです。
一人暮らしの電気代を節約する方法
夏と冬に電気代がかさむのは、室内の温度を調整するため。また、夏場よりも冬場の電気代の方が高くなるのは、冷房よりも暖房の方がエアコンの電力消費は大きく、温度調整のためにより多くの電気機器を使うからです。電気代を節約するためには、まずこのような背景を理解しておくことも大切です。
では、具体的に何をすれば、電気代を節約できるのでしょうか?
-
エアコンを効率良く使う
経済産業省資源エネルギー庁は、エアコンの設定温度を夏は28度、冬は20度を目安にすることを推奨しています。夏は冷房の設定温度を1度上げるだけで約10%の節電、冬は暖房の設定温度を2度下げるだけで約10%の節電になるといわれています。また夏場は、冷房より除湿の方が電気代も安いので、冷房ではなく除湿を活用するといいでしょう。
-
照明をLEDに変更する
一般社団法人日本照明工業会によれば、LED照明の消費電力は、ほぼ同じ明るさになる一般電球やミニクリプトン電球の照明器具と比べて約1/5~1/8。点灯時間の長いリビングのダウンライトや屋外の玄関灯、ガーデンライトなどと変更することで節電になります。また、LEDの寿命は約40,000時間と非常に長く、ランプ交換の回数も減らすことができます。
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節電タップで「待機電力」をカットする
家電をコンセントに差し込んでいるだけでも電気代はかかります。そこで発生するのが待機電力です。待機電力は電気代の約5%を占めるといわれています。月額6,000円の電気代なら300円は待機電力の電気代。節電タップを使えば、スイッチ1つで待機電力をカットできます。使用しない家電の電源は、しっかりオフにしましょう。
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冷蔵庫の電気を無駄使いしない
冷蔵庫を開ける時間はなるべく短くしましょう。冷蔵庫を空ける時間が長くなると、中の温度が上昇し、それを冷やすために余計な電力を消費することになります。また、冷蔵庫に必要以上に物を詰め込むと、冷却効率が悪くなるため70%をメドに入れるのが理想です。逆に冷凍庫は物を詰めた方がお互いを冷やし合うため、冷却効率はアップします。
-
炊飯器の保温機能を極力使わない
ご飯を保温している間も電気代はかかります。もし炊いたご飯が残ってしまった場合、保温機能を利用するよりも、その日に食べるなら「冷蔵保存」、翌日以降なら「冷凍保存」する方が電気代を節約できます。どちらも食べるときに、必要な分量だけレンジで温めましょう。
日本人の家計の電気代はここ数年、上昇傾向にあります。以前は単身世帯の1カ月の平均電気代が5,000円前後で推移していましたが、2013年、2014年は10%近くも上昇。その背景には2011年の東日本大震災の影響で、大幅な値上げを実施した地域の電力会社※1が多かったことなども要因です。
電力自由化のスタートに伴い、新規参入した小売電気事業者の多種多様な料金プランが登場しています。電気の使用量によっては、電力会社を乗り換えるだけで電気代が下がるケースもあります。電気代を節約したい人は、自分のライフスタイルに合った料金プランを探してみることから始めてみてはいかがでしょうか?
- 旧一般電気事業者
一人暮らしの電気代を節約するなら
「J:COM」がおすすめ
毎月の電気代を少しでも抑えたいなら、電気料金プランの見直しも選択肢のひとつです。
「J:COM でんき」は、今お使いの電気はそのままに、契約先をJ:COMへ切り替えられるサービスです。面倒な工事は不要で、手続きもシンプル。電気の品質や安定性は変わりません。
また、J:COMの他サービスをご利用中の方は、支払いをまとめられる点もメリットです。家計管理がしやすくなり、光熱費全体を見直すきっかけにもなります。
「今の電気代は高いのかも?」と感じたら、まずは公式サイトの料金シミュレーションで確認してみるとよいでしょう。生活スタイルに合ったプランを選ぶことが、無理のない節約につながります。
まとめ
一人暮らしの電気代は、2024年の平均で月約6,700円台が目安となっています。ただし、季節や地域、生活スタイルによって金額は大きく変わります。まずは自分の電気代が平均と比べてどうなのかを知ることが大切です。
消費電力の大きい家電の使い方を見直したり、古い家電を点検したりするだけでも、電気代は変わる可能性があります。また、電気料金プランの見直しも有効な方法の一つです。無理のない範囲でできることから始め、光熱費全体をバランスよく管理していきましょう。
<関連ページ>
- 電気料金は消費税込で表記しています。
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