光回線の速度はどれぐらい？
平均的な速度や今すぐできる測定方法を紹介
光回線の速度は普通どれぐらいなのか、気になっている方もいるのではないでしょうか。
光回線の速度は、最大速度で1～10Gbps程度です。実測では、最大1Gbpsのサービスの場合、200～800Mbpsほどが目安となります。平均的な速度を大きく下回る場合は、通信環境の見直しも検討したいところです。
この記事では、光回線の速度の目安、測定方法、速度を向上させる方法などを紹介します。光回線の速度の知識を押さえて、自宅の通信環境を見直していきましょう。
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光回線の速度の基本知識
まずは、光回線の速度の基本知識として、速度の単位と、上り・下りの速度について確認しておきましょう。
光回線の速度の単位
通信速度の基本の単位は「bps（ビーピーエス）」です。1bpsは1秒間に1bit（＝0.125バイト）のデータの送受信ができる速度を表しています。通信速度は、1秒間に送受信できるデータ量として表現されるわけです。
光回線の速度の単位としては、Mbps（メガビーピーエス）やGbps（ギガビーピーエス）がよく使われます。
Mbps、Gbpsはそれぞれbpsの100万倍、10億倍を表しています。例えば1Gbpsの速度の場合、1秒間に125MBのデータを送受信できる速度を表しています。
光回線の速度の上り・下りとは
通信には、データをアップロードする時の「上り」の通信と、データをダウンロードする時の「下り」の通信があり、上り・下りのそれぞれに通信速度があります。
上りの通信としては、動画投稿、SNSの投稿、メールの送信などが挙げられます。また、下りの通信としては、動画の視聴、WebページやSNSの閲覧、メールの受信などがあります。
光回線の速度はどれくらいなのか
光回線の速度には、サービスの理論値としての最大速度と、実測での速度の2種類があります。光回線の最大速度、実測での速度はどれぐらいなのか、以下で見ていきましょう。
光回線の最大速度
最大速度は、理想的な環境が整った時に理論的に実現できる最大の速度のことです。実際に利用できる速度は、通常、最大速度をいくらか下回る速度となります。
光回線の最大速度は、戸建向けのプランの場合、多くのサービスで最大1Gbpsです。一部の高速なサービスでは、最大5Gbpsや最大10Gbpsに対応しているところもあります。
一方、マンションの場合には、3種類の配線方式（光配線方式、VDSL方式、LAN配線方式）があり、それぞれ最大速度が異なります。光配線方式では1Gbps～10Gbps、VDSL方式では、50Mbps~100Mbps、LAN方式では100Mbps程度が最大速度の目安です。
各配線方式では、マンションの共用スペースまで光回線が引き込まれる点は共通ですが、その先の配線方法が異なっています。光配線方式では光ファイバー、VDSL方式では既存の電話回線、LAN配線方式ではLANケーブルでそれぞれ配線されています。
戸建やマンションの速度の目安をまとめると、次のとおりです。
| プラン | 最大通信速度の目安（下り） | |
|---|---|---|
| 戸建タイプ | 1Gbps～10Gbps | |
| マンションタイプ | 光配線方式 | 1Gbps～10Gbps |
| VDSL方式 | 50Mbps～100Mbps | |
| LAN方式 | 100Mbps | |
光回線の実測での平均的な速度
光回線の実測での平均的な速度は、一般的な最大1Gbpsの光回線の場合、上り・下りで200～800Mbps程度が目安です。
なお、快適にインターネットを使うために必要な速度の目安は、用途別に次のとおりです。上り・下りで200～800Mbps程度の速度があれば、ほとんどの用途で快適に利用できます。
| 用途 | 必要な速度の目安 |
|---|---|
| YouTubeなどの動画視聴 | 下り3Mbps～25Mbps |
| オンライン会議 | 上り下り10Mbps |
| オンラインゲーム | 上り下り30Mbps～100Mbps |
| メールやSNS | 上り下り1Mbps |
インターネット回線ごとの
一般的な最大速度
インターネット回線ごとの一般的な速度も確認しておきましょう。光回線、ケーブルテレビ、ホームルーター、モバイルルーターの一般的な最大速度は、次のとおりです。
| インターネット回線の種類 | 最大通信速度の目安（下り） |
|---|---|
| 光回線 | 1～10Gbps |
| ホームルーター | 5G：2～4Gbps |
| モバイルルーター | 4G：～1.2Gbps |
| ケーブルテレビ | ～1Gbps |
光回線では、都市部を中心に10Gbpsなどの高速通信を提供するサービスもあります。
ホームルーターやモバイルルーターは、特に5G対応サービスでは、対応エリアで最大2～4Gbps程度の高速通信が利用可能です。そのほか、ケーブルテレビでも最大1Gbpsなどの高速通信に対応するサービスがあります。
光回線の速度を測定する方法
光回線の速度は、Googleのインターネット速度テストや各種のスピードテストで測定が可能です。以下で光回線の速度を測定する方法を見ていきましょう。
Googleの「インターネット速度テスト」
Googleで「インターネット速度テスト」と検索すると、検索結果の画面から速度テストが実行できます。「速度テストを実行」のボタンを押すと測定が開始され、完了後に測定結果が表示されます。
FAST.com
FAST.comにアクセスすると自動的に測定が開始され、完了後に速度が表示されます。
「詳細を表示」をクリック/タップすると、レイテンシやアップロード速度も含めた情報の確認が可能です。なお、レイテンシは、サーバーからデータが届くまでにかかる時間を表しています。
USENスピードテスト
USENスピードテストにアクセスし、「測定開始」をクリック/タップすると、速度が測定できます。測定結果の画面からは、Ping値やJitter値も確認が可能です。
なお、Ping値は端末とサーバーをデータが往復するのにかかる時間で、オンラインゲームを少ないラグでプレイしたい時などに重要です。Jitter値はPing値の揺らぎを表す数値で、値が少ないほどPing値が安定しています。
光回線の速度を向上させるための方法
光回線の速度を向上させるための方法を見ていきましょう。基本的な方法として、以下の4つが挙げられます。
- ルーターの設置場所を見直す
- Wi-Fi接続から有線接続に変更する
- ルーターを買い替える
- 光回線を乗り換える
ルーターの設置場所を見直す
Wi-Fiの電波はルーターを中心に全方向に広がるため、ルーターは1～2mほどの高さを付けて部屋の中心付近に設置するのが理想的です。
また、速度が遅い時は、障害物がないか見直してみてください。テレビの後ろ、棚のなか、部屋の四隅など電波が遮られてしまう場所への設置は避けるようにしましょう。
Wi-Fi接続から有線接続に変更する
Wi-Fiによる接続から、LANケーブルによる有線接続に変更すると速度の改善が可能です。
なお、LANケーブルにはカテゴリと呼ばれる規格があります。使用する機器の有線接続の通信規格に合わせたカテゴリのケーブルを使用すると、速度が期待しやすくなります。LANケーブルのカテゴリは、以下のとおりです。
| 規格名 | 最大通信速度 | 伝送帯域 | 通信規格 |
|---|---|---|---|
| CAT5 | 100Mbps | 100MHz | 100BASE-TX |
| CAT5e | 1Gbps | 1000BASE-T | |
| CAT6 | 250MHz | 100BASE-TX | |
| CAT6A | 10Gbps | 500MHz | 10G BASE-T |
| CAT7 | 600MHz | ||
| CAT7A | 1000MHz | ||
| CAT8 | 40Gbps | 2000MHz | 40G BASE-T |
カテゴリはケーブルに印字されていることが多いので確認してみてください。必要に応じて、上位のカテゴリのケーブルへの買い替えも検討しましょう。
ルーターを買い替える
最新のルーターへ買い替えをすることで、通信速度が改善できることもあります。
ルーターの寿命は5年ほどが目安です。古いルーターはWi-Fiの規格が古く、通信速度のスペックが十分ではない可能性もあります。
Wi-Fiの規格は、次のとおりです。買い替えをするならWi-Fi 5以上に対応するルーターを検討したいところです。
| 規格名 | 最大通信速度 | 周波数 |
|---|---|---|
| IEEE 802.11ax（Wi-Fi 6E） | 9.6Gbps | 2.4GHz／5GHz／6GHz |
| IEEE 802.11ax（Wi-Fi 6） | 2.4GHz／5GHz | |
| IEEE 802.11ac（Wi-Fi 5） | 6.9Gbps | 5GHz |
| IEEE 802.11n（Wi-Fi 4） | 600Mbps | 2.4GHz／5GHz |
| IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz |
| IEEE 802.11b | 11Mbps | 2.4GHz |
| IEEE 802.11a | 54Mbps | 5GHz |
| IEEE 802.11 | 2Mbps | 2.4GHz |
光回線を乗り換える
光回線の乗り換えで、速度が改善できる場合もあります。自宅の通信環境の見直しで改善が難しい場合には、光回線の乗り換えも選択肢です。
最大1Gbpsの光回線を契約している場合、最大5Gbpsや10Gbpsのサービスに変更することで速度が改善できる可能性もあります。より高速な最大速度に対応するサービスへの乗り換えも合わせて検討してみましょう。
光回線を乗り換えるならJ:COMがおすすめ
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J:COM NETでは、光回線を利用した「光1Gコース」「光5Gコース」「光10Gコース」のプランが選択可能です。高速で快適な光回線サービスが利用できます。6カ月間の月額料金の割引やキャッシュバンクもあり、お得に高速の光回線を利用可能です。
| コース | 1G | 5G | 10G |
|---|---|---|---|
| 月額利用料金（2年契約） | 月額5,610円（税込） | 月額6,160円（税込） | 月額6,710円（税込） |
| 割引適用（6カ月）※1 | 月額3,333円（税込） | ||
| キャッシュバックによる実質月額（6カ月）※2 | 0円 | ||
- 東日本・戸建住宅の場合の月額料金です。
- WEB限定スタート割により各コース月額利用料金（2年契約）から、1Gコース：6カ月連続2,277円（税込）、5Gコース：6カ月連続2,827円（税込）、10Gコース：6カ月連続3,377円（税込）を割引。
- 加入特典のキャッシュバック20,000円分を1カ月3,333円（税込）の割引として換算した月額料金です。キャッシュバックには適用条件がございます。詳しくはこちら
上り・下りで最大1Gbpsに対応する「光1Gコース」のほか、提供エリア内では、さらに高速な「光5Gコース」「光10Gコース」も選択できます。通信速度を重視する方に特におすすめです。
なお、J:COM NETでは、対象プランで次世代 AI Wi-Fiが利用できます。
次世代 AI Wi-FiはAI（人工知能）の活用で、端末ごとに最適なWi-Fi接続を実現します。例えば、電波干渉の影響を受けにくい5GHz、遠くまで電波が届きやすい2.4GHzといった周波数を選び、自動接続します。
また、常に接続状況をチェックし、それぞれの端末に一番適した接続をサポートします。
なお、次世代 AI Wi-Fiでは、オプションとして1台あたり月額550円（税込）※3※4で「メッシュWi-Fi追加ポッド」を提供しています。Wi-Fiエリアが広がり、家中がつながる通信環境へと改善できます。
ぜひ、J:COM NETの高速インターネットをご検討ください。
- ご契約状況によって、月額利用料金が異なる可能性があります。
- 追加契約可能な機器（ポッド）台数は、4台までとなります。
まとめ
光回線の速度は、最大速度で1～10Gbpsほどです。実測での速度としては、最大1Gbpsのサービスの場合、200～800Mbpsほどが目安となります。
光回線の速度の測定は、Googleのインターネット速度テストや各種のスピードテストのサイトから可能です。ぜひ光回線の速度の知識を押さえて、通信環境を見直していきましょう。
「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
YouTube およびYouTube ロゴは、Google LLC の商標です。
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