光回線の電話サービスとは?
ひかり電話との違いや利用するメリットも解説
光回線を使った電話サービス「光電話」は、光ファイバーを経由して通話を行います。
光電話の導入を考えている人の中には、「光電話に乗り換えるメリットは?」「ひかり電話とどう違う?」などの疑問を抱えている方もいるでしょう。
この記事では、ひかり電話との違い、光電話を利用するメリットを詳しく解説します。事前に知っておきたい注意点も紹介するので、最適なサービスを選ぶための参考にしてください。
光回線の電話サービスとは
光回線を使った電話は、光ファイバーを利用して音声通話が行えるサービスです。従来のアナログ電話は電話線を使用するのに対し、光電話はインターネット回線を通じて音声通話を行います。
光回線がすでに開通していれば、新しく回線を開通する必要がなく、電話加入権の購入が不要なのも特徴です。
「光電話」と「ひかり電話」の違い
「光電話」と「ひかり電話」はどちらも光回線を利用した音声通話サービスです。しかし、厳密には若干意味合いが異なります。
「光電話」は光回線を使用した音声通話サービス全般をさす総称です。他方、NTT東日本・西日本が提供する特定の光電話サービスを「ひかり電話」と呼びます。つまり、「ひかり電話」は「光電話」の一部ということです。
また、光電話は提供するプロバイダにより、サービス名称が異なる場合があります。
光電話の4つのメリット
光回線を使用した音声通話サービスである「光電話」の導入には、以下の4つのメリットがあります。
- 電話加入権が必要ない
- 光電話に変更後も電話番号・電話機をそのまま使用できる
- 月額利用料が安くなる可能性がある
- 特定の条件において通話料金が無料になる
1つずつ詳しく解説していきます。
電話加入権が必要ない
光電話のメリットの1つが、従来の固定電話とは異なり、導入時に電話加入権の購入が不要な点です。
従来の固定電話を導入する際には、施設設置負担金として電話加入権の購入が必要かつ、金額も単独電話で37,800円(税込)と比較的高額でした。
一方、インターネット回線を利用する光電話は新たな電話回線を開通する必要がないため、電話設置にかかる初期費用が抑えられます。
光電話に変更後も電話番号・電話機をそのまま使用できる
現在使用中の電話番号をそのまま利用できることがあります。電話番号をほかの電話サービスへ引き継げる「ナンバーポータビリティ制度」を活用した場合、今まで利用していた電話機も、ほとんどの場合で引き続き利用可能なためです。
ただし、場合によってはナンバーポータビリティが利用できない場合やご使用中の電話機がそもそも光電話に対応しておらず移行できない場合もあります。ご自身の環境や制度内容を事前にチェックしておきましょう。
月額利用料が安くなる可能性がある
固定電話と比較して月額料金が安くなる可能性が高い点も、光電話のメリットの1つです。固定電話の場合の月額利用料は、基本料金として1,600円~3,000円程度に加えて、通話料が別途発生します。
一方、インターネット回線を利用する光電話は、上記より安価になる場合があります。例えば、月額基本料金に無料通話が含まれており、翌月に繰り越しができるプランなどです。
特定の条件において通話料金が無料になる
光電話のサービスによっては、特定の条件において通話料金が無料になる場合があります。例えば、同じ光電話サービスを利用している相手や、特定の携帯キャリアとの通話などです。
家族・友人・ビジネスパートナーとの通話を頻繁に行う場合には、上記のような無料通話が使えると、通信費を削減できる可能性があるでしょう。
光電話を契約する時の注意点
光電話は、電話加入権の購入が不要で、多くの場合電話番号や電話機がそのまま使える利点がある一方で、以下の点に注意が必要です。
- 停電時には利用できない
- 光回線の契約が必要になる
それぞれ見ていきましょう。
停電時には利用できない
インターネット回線を利用する光電話は通話に電力を要するため、停電時は電源プラグに挿し込んだ状態でも通話ができないことがあります。
一方で、電話回線を利用した固定電話のうち電源コードが不要の電話は、停電時でも利用できる可能性があります。
なお、停電時にも光電話を利用するためには、UPS(無停電電源装置)を準備しておくと良いでしょう。UPS(無停電電源装置)は、停電や電源の異常が発生した場合に、接続された機器に一時的に電力を供給する装置です。
UPSがあれば、停電時にも光電話を利用できるようになるだけでなくパソコンのハードウェア損傷やデータの喪失などを一時的に防げる可能性があります。
光回線の契約が必要になる
光電話を使用するためには、光回線の契約が必要な点にも注意が必要です。前述のとおり、光電話は光回線を使って音声通話を行うため、光回線の契約が締結されていなければ利用できません。
新規で光回線を導入する場合には、新たに工事が必要な場合があり、すぐに光電話を利用するのが難しいかもしれません。例えば工事の具体例を挙げると、戸建ての場合は、電柱から建物の外壁へ光ケーブルを引き込む、ONU(光回線終端装置)を設置するなどです。
集合住宅では、共有スペースに光回線が導入されていれば、屋内までの配線工事のみとなりますが、未導入の場合は共有スペースに光回線を引き込む大規模な工事が必要と考えられます。
また、既に光回線を契約済でも、契約中のプラン内容によっては光電話に対応したプランへの変更が必要となる場合があります。光電話を検討する際は、光回線とのセット契約や、プロバイダの選定なども含めて検討する必要があるでしょう。
以下の記事では、光回線の工事の内容や注意点などを詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
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コース | 1G | 5G | 10G |
---|---|---|---|
月額利用料金(2年契約) | 月額5,610円(税込) | 月額6,160円(税込) | 月額6,710円(税込) |
割引適用(6カ月)※1 | 月額3,333円(税込) | ||
キャッシュバックによる 実質月額(6カ月)※2 |
0円 |
- 東日本・戸建住宅の場合の月額料金です。
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集合住宅※では3カ月の割引やキャッシュバックもあり、お得に光回線の利用をはじめられます。
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まとめ
光電話には、電話加入権の購入が不要で初期費用が抑えられる、現在使用中の電話番号や電話機を引き継げるといったメリットがあります。
一方、光電話の導入には光回線サービスの契約が必要であり、停電時には利用できない場合があるといった点には考慮が必要です。
この記事で紹介したメリットや注意点を把握した上で、自分のニーズに合った電話サービスを選んでいきましょう。
おトクな固定電話を検討しているなら、高速なインターネットサービスと合わせて利用できる「J:COM PHONEプラス」の契約をぜひ検討してみてください。
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